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本日は、私のお気に入りSSWのご紹介と小言を、、、、 この人も、一般的には有名ではないですが、70年初頭のSSWの中では、かなりお気に入りです。この手の音楽に興味があって聞いた事のない方には、かなりお勧めです。 まずは、ホーリーな感じの透明感、クラシカルな感じの楽曲も非常に魅力的です。そして彼女の声がやはりその世界観をクリエイトするのに非常に大きな役割を果たしております。 全盛期のアルバムは一般的に2枚いいものがあると言われていますが、どちらも非常に甲乙付けがたく、どちらか選ぶことは、私にはできません・・・・ なんで、順番に紹介 ●アーティスト名;Judee Sill ●発売年:1971年 ●タイトル;Judee Sill ●レーベル:アサイラム まー、アサイラムのこの時代のSSWだから、悪いはずもないのですが、こちらがファーストで、セカンドに比べるとストリングスが少なく、彼女のギターの音がより目立ちますかね? 私は確か、セカンドをレコードでDISC UNIONかどこかで買ったような記憶が、当時は、予備知識なしで、上記の通り、この時代のアサイラムってことで、問答無用で購入した記憶があります。針を乗せた瞬間の『ビビっと感』は今でも覚えてますが、間違いなく、長い付き合いになるアルバム!という感じでしたね。 最近でこそ、結構、ネットで情報が取れますが、初めてLP買ったときは、まだネットもモデム回線で情報などでているわけもなく、この人がどういうひとなのかもよくわからずに聴いていたような記憶が、 そして、ワーナーの名盤探検隊シリーズでCD化されて、即購入!たしか日本語ライナーノートが入っていて、いろいろ情報収集できた記憶ありますね、その時に上のファーストは初めて聴きましたが、これも、静かなアコスティック・ギターのスリーフィンガー・ピッキング、そして彼女の声、、、、ノックアウトでしたね。 この人、とにかく、結構、つらい人生を歩んできているみたいで、、、、 兄弟を幼い頃になくし、両親は離婚、かーちゃんは酒びたり、、、ということで、10代は反抗的だったようで、刑務所にも服役してます。そんな風には見えないのですがね、、、、 もちろん、ドラッグも常用!音楽はあまりにもクラシック調な影響も感じさせ、いわゆるサイケな感じは、まったくありませんが、寂しさは、この人の音楽の中で全体を覆います。 西海岸出身で、刑務所から出た後に(実際、刑務所内で結構音楽の勉強をしたらしいです)、当時大盛り上がりの西海岸音楽シーンに入っていきます。グラハム・ナッシュと交友が結構あったらしく、彼とデイビット・クロスビーの前座などつとめたらしいです。 そして、かのデイビット・ゲフィンのアサイラムと契約、ファーストをリリースという運びになるわけです。この頃、ちょうどジョニ・ミッチェルもセカンドをレコーディングしていたらしく、すごい時代ですね。 これがセカンドです。 ●アルバム名:Heart Food ●発売年;1973年 ●レーベル;同じくアサイラム こちらも最高です。ストリングスがファーストに比べると多めになっておりますが、彼女もアレンジに参加しているらしい、ここでのストリングは、ゴテゴテ感はなく、すっきりと楽曲に溶け込んでます。 私はこちらを先に購入しましたね。レコードの場合は、買ってからCDのようにディスクマンなんどで、帰り道の電車の中で聴くなんてことは、できませんので、車内でジャケット取り出して、眺めながら、参加アーティストとか、プロデューサーが誰とか、音を想像しながら、ウキウキ帰るわけですね。 そしていよいよ針を載せる瞬間!一曲目の 『There's a Rugged Road』 のポン ポロロンのフィンガーピキングのアコギの優しい音は、『来ちゃった!このアルバム』 という感じで、かなりエキサイトしたのを覚えております。 やはり、アルバムは、アルバムであり、MP3などで、一曲一曲聴いていてはいけませんね~、ジャケットもないし、ライナーノーツもないし、歌詞カードもないし、せめて、CDだよなー。 実際、彼女は、細くて、壊れそうな感じですが、音楽にもそんな雰囲気がよ~く出ております。冬に聴きたくなるアルバムですね。 日本の私と同じような音楽が好きな人たちの間では、名盤中の名盤と言われてますから、この辺の音楽に興味がある人は絶対お勧めです。 彼女は、このセカンド・アルバムの後、姿を消します。そして、結局、ドラッグからは抜け出せず、オーバー・ドーズで1979年に死んでしますのですね、そうヘロインですね。35歳・・・・ちょうど同じ年だなー。 あまりにも、惜しい才能・・・・しかし一部の人の間では、名盤中の名盤として語り継がれております。愛聴者も相当いるばず。 驚いたことに、最近 You Tubeチェックしたら、新しい動画がアップされてました。動くジュディ、熱唱するジュディが見れます。 とても順風満帆といえる人生は送れなかった彼女ですが、音楽はあまりにも美しく、僕の中では、もちろん、一生付き合えるアルバムの一つです。
by motoyama_naoto
| 2008-11-06 17:25
| 名盤博物館 Music
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