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名作博物館、ひそかに人気が無いかもしれないこのコーナー、まさに自己満足の世界か?? 第三弾!今回はこれも何回観ても飽きない『12人の怒れる男』、名作中の名作ですね! ●題名:『12人の怒れる男』 ●製作:1957年(ってことで、もちろん白黒っす) ●製作国:アメリカ(かぶれですからね、米映画が多いっすね僕が好きなのは) ●監督:シドニー・ルメット(他には、質屋《探しまくっているがいまだにDVD化されてないのかなー?》セルピコ《アル・パチーノっすね》、狼たちの午後《これもパチーノ》 など、個人的にはかなり好きな監督っす) ●主演:ヘンリー・フォンダ(ここでは、知的な建築家、よいアメリカ人の役を素晴らしい演技でこなしてます、この人のキャリアはもうここでは語りつくせないですね、僕は『怒りの葡萄』も好きですが) ●その他出演者: リー J コップ・・・いい味だしてます。ここでは、典型的な頭に血が上りやすい、いかにもアメリカ人!!って感じの役ですね、見事!この人もかなりいっぱい映画でてますねー、《波止場、栄光への脱出、などなど》 他もかなりいい役者さんがいるのですが、キリがないので、 内容は あるスラムで起きた殺人事件の裁判後の陪審員の陪審員室での、あーだこーだの、決議までの模様を撮ったもの、自由の国アメリカ!陪審員制度とは、疑いあるは罰せずの精神とは、人が人を裁くとは、ということを強烈に投げかけてきます。 すごいのは、 ●低予算・・・34万ドルとか、、、はっきり言って陪審員室以外のセットは、初めのちょっとの裁判の場面、最後の陪審員達が裁判所を去っていくシーン以外、ほとんど出てこない。なんで、映画の中では、ほとんどというか、ずっと上の写真の陪審員室の映像です。ファンキーですね!この設定、いまどきの映画なら、回想シーンとか、いろいろ出てきますが、それは観るものが想像すればいいもの!(ただの低予算と言ってしまえば、それまでだが、) ●時間の流れも、ほとんど見ている人の実際の時間と変わりません。24時間とかなんとかいうドラマがありましたが、ルメットは50年代でそれをやってますからね、しかし、そんなことには観ているときは、まったく感じさせず、どんどん映画に引き込まれていきます。 ●自由の国アメリカが目指すものとは、人が人を裁くとは!・・・・まず映画はニューヨーク最高裁判所にカメラがずーーーーーとよっていくところから、そして、『The true administration of justice is the firmest pillar of good government』って有名な裁判所の建物の上にある名文句をちょいと映してから、映画が始まるあたりもかなりにくい!ルメット! ●そして、この12人の男達、設定が見事! ・ヘンリー・フォンダの知的な建築家、 ・ポーランドあたりからの移民だが誠実な英語に訛りのある人、 ・リー・J・コップ演じる典型的なうるさい頭に血が上りやすい人、 ・野球のゲームが気になって仕方が無い、あまり責任感の無い人、 ・大人しい老人、 ・スラム育ちだがまじめな人、 ・事なかれ主義の営業マン、 まだまだいますが、見事なバラエティーで、クーラーも無い時代に蒸し暑い陪審員室で、初めは事件に対して深い考えもなかった人たちが、ヘンリーの投げかけに真剣に話し合うようになっていくのです、、、、まー、ネタばれになるので、この辺で、 そして、論争は白熱し、もちろん、熱くなるなるなる!リー・J・コップさん、白熱してます! この映画は、最近、ウィリアム・フリードキン(ここで前回、ご紹介している『恐怖の報酬』または『フレンチコネクション』の監督)がリメイクしてますね、ジャック・レモンも出ているが、僕はまだ観てません、、、、、 つい最近、この映画また観たのですが、素晴らしかったです。今はアメリカに対していろいろ言われていますが、ちゃんとしている人もいるんですよー、この国には、、、、観てない方は是非!
by motoyama_naoto
| 2007-10-31 10:53
| 名作博物館 Movie
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