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久々に映画ゆっくり観ました、、、、、、 ずっと気になっていた映画、 太平洋の地獄 Hell in the Pacific タイトル:Hell in the Pacific 《邦題:太平洋の地獄 》 公開年: 1968年 監督:ジョン・ブアマン 出演:三船敏郎、リー・マーヴィン 御大 三船 敏郎 出演、、、、そして、ジョン・ブアマン 監督、、、 タイトルが、太平洋の地獄 Hell in the Pacific、、、、、 この時点で、もうすでに私好み、、、、男臭プンプンなこと間違いなし! 完全に後追い世代の私が、よく時系列を ジョン・ブアマン、三船敏郎、リー・マーヴィン と追いかけてみると ジョン・ブアマン 名作 脱出 《DELIVERANCE》 が、1972年 その前の作品になるわけですね、、、、 すでに、この映画で、ブアマン カラー は出まくってます 三船 敏郎 一方、御大 三船は、すでに、黒澤映画で伝説的に有名になっていたはずで、年齢を見てもブアマンより年上、新鋭の監督との仕事だったわけですね。御大は1920年生まれ リー・マーヴィン こちらも、50年代から、名作にすでに多数出演、なんと、1924年生まれ!!! 三船の 4つ下!!! って、、、、みえねぇーーー、マジで、、、、 そう思わせた、三船 と マーヴィン の演技がすごいのか、それとも単純に白人は年取って見えるのか? 役柄では、私は、マーヴィンの方が年上の設定に感じましたし、実際、観ていてそう感じました。 三船のセリフでは、それを感じさせるものがあります。 いやはや、ブアマンがどういう性格なのか、詳しくはわかりませんが、撮っている映画から、ちょっとこちらも癖があることは明らかですね。 元々リー・マーヴィンに気に入られていたようで、一緒に仕事も結構しているようですね。 しかし、すごかったこの映画、、、、 だって、、、出演は 三船 と マーヴィン の2名のみ!!!!! ずっと2人、、、、、すごい設定、、、 太平洋の無人島に 行き着いた日本兵 三船、無人島で生き延びるため最低限の生きる環境を作り、生活していた、そして、同じように不時着後に無人島に行き着いたアメリカ兵のパイロットと思われるマーヴィン がいることを知り、初めは、敵兵同士なため、水や食料の争奪戦などで争う2人だが、協力しないことには生き残れる道がないことを、お互いにしだいに認めて行く、、、、、 日本版ジャケもチープな感じで、いいですねぇー ということで、この映画すごいのは、 ●お互い 言葉が通じない、、、、、 よって、あまりだらだらしたセリフはないです。 特に三船氏、、、、セリフすくねぇー、 三船氏得意のキャラ、竹千代に代表される雄たけびキャラで、存在感ばっちり お互いに名前を交換しあうことさえ出来ない状態なわけですから ふぅ~、かっこいい!三船氏! ●2人しか映画に出てこない ええぇーーー、すごい設定、、、無人島にいる2人なわけですが、、、かつての戦争中の回想シーンとか、そういうのなし!いいんです!そんなのは、さまざまな細工、セリフ、衣装などなどで観ているものに想像させれば、、、、、そうです、演技力はこういう場合非常に大きいわけですね。 しかし、2人しか出てこない映画って、他に見た記憶がないなぁー、そんなことを感じさせない 三船 & マーヴィンの存在感は圧巻です。 ちょっと気になった点 ・三船の服が、出だしなど、すでに漂流してある程度生活をしているわりに綺麗、、、、 ・オリジナルエンディングが、ちょっと尻切れトンボ、、、、、あっけなさすぎ、、、、イージーライダーよりもあっけない、、、えっ??これで終わりって、感じですね。 DVDには、違うエンディンがはいっているのですが、私は断然そっちの方が好きですね。 日本人として、結構、うれしかったのは、三船 & マーヴィン のキャラの違い まぁー、一応、カナダ在住 北米好き野郎としてはうなずけるところがありました。 三船 すでに、マーヴィンより先に島にはいた様子で、水場、釣り道具、竹や植物のツルをつかった道具類 などを多数クリエイトし、うまく生活環境を作っているんですね。 シャコガイを貪り食う 三船氏 マーヴィン 飛行機野郎 で、あまりサバイバル能力は高そうでない。 こういうとき、文化として魚釣りや、生の魚を食べる習慣、などなどがある 土着人のサバイバル能力は素晴らしいといえますね。もっとも、私も含め現代のジャパニーズはこの辺の能力もすこぶる低下していますが、 マーヴィンは、とにかく英語でけたたましく喋り倒したり、三船の水場や魚を盗もうとしたり、で、時代背景からして、まだシンプルな生活が残っていた日本人 と 文明社会にものすごい勢いで入って行こうとするアメリカの違いが描かれているようで、興味深かったです。 もっとも、これに関してはブアマンが結構、日本好きなのだという話をどこかで聞いた様な記憶があるので、納得できますが、、、、 理解できることですが、三船氏 と マーヴィンは、お互いの存在を認識しあってから、対立します。 マーヴィンは、もう水が飲みたくて飲みたくて仕方がなく、うまく雨水を貯水している三船の住処に近づこうと悪戦苦闘します。 三船氏もアメリカ兵がいることを察知し、緊迫感ある日々が続きます。 三船氏が持っているのは、刀ではなく、竹槍ですが、それでも、やはり、かっこいい三船氏 そして、水を飲めないことにより、体力を消耗した マーヴィンは、倒れてしまい、三船の捕虜となってしまいます。 マーヴィンを殺せるチャンスはあった三船ですが、あくまでも捕虜として扱い、水、食料を与えます。 魚釣りに出ていた三船は、戻ってみると マーヴィーンが三船が作った手かせ足かせをはずしていることに気づきます。 そして、形成は逆転、、、、 今度は、三船が捕虜に、、、、、 いやぁー、こういうのやらせると三船氏は本当にうまいですね。ボロボロの服に、殴られた後があるような顔、 しかし、マーヴィンはしだいに、一人で、三船を捕虜として、食事を用意し、水を与えることの無意味さに気づいていきます。 そして、二人は、島を脱出する という共通の目標に向かって協力し始めるのです。 まぁー、あまり言うと、かなりネタバレなので、この程度にしておきますが、、、 エンディングを除けば、非常に私このみの映画でした。 とにかく設定、演技力、がすごい!低予算だったのかは、よく背景がわかりませんが、一応、海外ロケですし、お金はそれなりにつかったのでしょうが、、、2人しか出てこない映画、しかもその2人が言葉が通じない、 ファンキー極まりない設定、、、、 そして、やはり、三船氏!その存在感は、すごかったです。 あっぱれ! このポーズで決まりでしょう!
by motoyama_naoto
| 2012-09-03 06:29
| 名作博物館 Movie
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