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私は、どちらかというと フォーク、ロック、ポップス系から音楽を聴いてきたので、黒人系は、掘り下げたのは、比較的後になってからだ、、、、 黒人系は、ブルースから入っていったほうで、フォーク・ブルース系が昔は多かった。 今でも黒人系はあまり詳しくないのだが、、、やっぱすごいものはすごい! 特に、この人のこのアルバムは、聴けば聴くほどすごいし、奥が深い。 アーティスト名:Marvin Gaye アルバム名: What`s going on 発売年:1971年 プロデューサー:Marvin Gaye はっきり言って、超名盤中の名盤なので、持っている人も多いと思います。 まぁー、一家に一枚系ですね、 音楽的歴史の中でも非常に重要な一枚ですし、黒人音楽の新たな方向性を見出した、クリエイターとしてのマーヴィンの頂点とも言えるでしょう。 元々、厳格な牧師さんをお父さんに持つMarvinは小さな頃から聖歌隊などで歌っていたようです。 アレサ・フランクリンとかもそうですし、ある意味、育った環境は完璧で、音楽エリートでしょうね。 もちろん、彼のキャリアのスタートである、モータウン時代も素晴らしいですが、私は、やはりアーティストして脂が乗ってきたこの辺の時代が好きです。 1971年、、、、、やはり本当にこのくらいの時代にはいいアルバムが多い。 モータウン時代もソフトなイメージもあるが、、、、R&B,ソウルの定番を産み出している。 時代性というのは、このアルバムには切れはなせないものが、バックグランドにあると思う。 なんと言っても、『ベトナム戦争』 は時代背景としては、このアルバムには、はずせない事項であろう。 アルバムタイトルにもなっている、ウルトラ定番曲 『What`s going on』 はまさしく、それであるし、アルバムの製作自体、ベトナム戦争から帰還した弟の話を聞き、それがきっかけになったらしい。 貧困、黒人差別、は60年代から、アメリカが抱える問題であったし、人々に希望をというMarvinの強い気持ちがこのアルバムには宿っているのであろう。 そう!よくこのアルバムは、黒人初のコンセプトアルバムと言われることが多い。 このほかにも、スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハザウェイ、カーティス・メーフィールドなど、ちょっと今までのシングル盤中心の黒人音楽からは逸脱した新しい流れが続々と出てくるが、MARVINのこのアルバムもその流れを代表するものだろう。 (ちなみに私は、スティーヴィーの同じくこの時代のアルバムは大好きです。) 私が、初めてこのアルバムを手にしたのは、たぶん大学の頃と思いますが、当初は、アルバムの背景にあることは、まったく理解できていませんでしたね。 『What`s going on』、『Mercy Mercy Me 』など、キャッチーなメロディのクールな曲が多いですが、特に 『What`s going on』 から 『What's Happening Brother』 の流れなどは理解してなかった。 この動画は、本当に素晴らしい、興味ある人は、ぜひ観た方がいいですね。 真剣に Marvin の歌を聴く 、黒人聴衆・・・・・・ そして What's Happening Brother への流れる展開。 おっと、人差し指ベース野郎、!! James Jamerson !! が映ってますからね、 人差し指弾き、要チェックです。 " target="_blank"> かっこいい James Jamerson アルバムでもベースを弾いてます。 モータウンを影でささえた 職人ベースマン 元々、ウッドベースを弾いていた人らしく、その影響か、弦は常にハードゲイジ、弦高は常に高め、普通の人が弾いたら、『なんだよ~!この弾きにくいセッティング』 というらしいです。 でも、Jamerson はそのセッティングこそ、最高の音を産み出すと信じていたようです。 職人気質が、たまりませんね。かっこいい、、、、 この動画でも、人差し指だけで、ク~ルな演奏してます。 このアルバムは、もちろん素晴らしいのですが、次に出したこれ!も最高ですね。 アルバム名:Let`s get it on っていうか、この英語表現、学校では習わない英語が多いですね。 普通に日本の学校の受験向き英語しか勉強しないと 『 What`s going on 』 『 Let`s get in on 』 共に意味がわからないでしょう。 だから、ダメなんだよ、日本の英語教育、、、、、 まぁー、『 Let`s get in on 』 はわからないにしても、『 What`s going on 』 は、超定番フレーズですからね、英語に興味があるなしに、英語を習ったのであれば、知っておきたいフレーズですよね。 まぁ~、い~か~、 戦争、貧困、黒人の平等 などがテーマであった 『 What`s going on 』 から一転、今度は、ストレートな愛のアルバム 『 Let`s get in on 』 つまり、あまりストレートにいいいませんが、MAKE LOVE しようよ、って歌ですから。ストレートです。 こっちは、What a sexy song とか、皆言いますね。 この辺の音楽の浸透レベルもさすがに北米はすごいです。 ちなみに、この歌の You Tube は必見です。 ここらが、明らかに音楽キャリアの中で、彼の円熟期のピークと言えると思いますが、なんとも、なんとも彼は悲劇的な人生の幕を下ろします。 なんと、お父さんに射殺されてしまうのです。 それも、自分がお父さんの誕生日に買ってあげたピストルで、、、、 なんて不幸でしょう。 なんでも、コカインとかに手を出し始めて、生活がぼろぼろになり始めて、それが原因で口論になったとか言われていますが、真相はいかに、、、、 連行される、おとーさん、、、、、こんな悲劇が、、、、、サム・クックも射殺されてますが(諸説あり)、自分の父親に射殺されるとは、、、、、、 しかし、彼は、間違いなく、レジェンドになったし、ものすごいクリエイティブなものを残してくれたわけで、その音は今でもまったく色あせることがありませんね。 これからもずっとこのアルバムは聴くでしょう。 そして、また新たな発見をすることでしょう。
by motoyama_naoto
| 2010-09-03 09:53
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