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しならくガイドで出てました。おかげさまでユーコン支店は、秋のツアーは大盛況!この時期はワールドクラスの綺麗さを誇るツンドラ紅葉がありますからね。大忙しです。 ドーソンの北にあるトームストン準州立公園は、ツンドラ紅葉の最高で綺麗なところで、8月の後半から9月の初旬に例年見ごろを向かえます。 トームストンに関しては、次回ご報告するとして、今回はそのさらに北!北緯66度33分の北極圏のラインを越え、リチャードソン山脈をハイキングしてきまいたので、その報告を 場所は大まかに以下の写真の赤丸の位置になります。 私が住むホワイトホースから、約900kmと気が遠くなるほど遠いですが、運転して行きましたよ。1泊2日でいけますが、、、、、、 ホワイトホース → ドーソン 500kmほどは舗装道路なのですが、その先の370kmは未舗装の高速道路、しかも悪天候続きで、道はベリーグッドなコンディションではなく、目的地のイーグルプレインという町というか集落の手前100km程は、ほとんど時速50kmを余儀なくされるマディーなコンディション、、、、、マンダムな運転でした。 この運転の後は、ホワイトホース→ドーソンの500kmの舗装道路なんて、、、、へっ!楽勝だぜ!ってな気持ちになります。舗装道路は長距離といえども楽勝ですよ。 とにかくユーコンはでかいわけで、、、、人口密度はなんと!!! 0.06人、、、、、うひょ~すくねーーー、 ちなみに東京は 5000人以上 そして日本全体では、300人以上 そしてなんとワイルドで有名なお隣アラスカが 0.66人 とかなので、いかにユーコンに人がいないかがわかりますね。 いろりろ議論はあると思いますが、東京の5000人ってのは、ちょっと異常ですね・・・私のようにユーコンなぞに住んでいると、日本は根本的にあの小さな島に人口が多すぎるとおもうなぁ~。国力が弱るなどのご意見もあるでしょうが、ほとんどの問題はこの『スペース』というものが根源になっているのであって、6000万くらいでちょうどいいんじゃないっすかな~。1億2千は異常ですよ。明らかに・・・ 道はこんな感じです。 見た目は普通ですが、マディーなセクションはグチャグチャです。途中横転している車を高速沿いに見つけました。こういうところは調子に乗って運転しては絶対いけません。しんちょ~う、しんちょ~う!です。 スペアタイヤ 2本、衛星電話 でのぞみました。途中でなにかあると間違いなく大変なので、それなりの準備をして挑まないといけません。 その名もデムスター・ハイウェイ!カナダで唯一の北極海まで続く一年を通して通れる道路です。 それで、、、車は、もうどろどろ、、、、洗車もガイドの仕事の重要な一つなのですが、もう頭が痛いという感じ、、、、 しかしなんとこの後、ユーコンにしては珍しい強めの雨が舗装道路を通るときに降ってくれて、だいぶ綺麗になりました。ラッキー 他の車ももちろん、マディー、マディー、マディー・ウォーターズ こちらは他人様のキャンパーですが、ふぉふぉふぉふぉ、自転車までどろどろ!まぁー、しようがないね。。。。 そして北極圏突入!そりゃ~、 この北緯66度33分より北は、夏に太陽が沈まないラインになります。そしてその逆、冬には太陽が昇らないラインでもありますね。うひょ~ 奥の見えるのがリチャードソン山脈、これが山としては、立派とかではないですが、ローリングヒルで木は、基本的にツンドラで永久凍土が下にあり、さらに北緯の高さから来る寒い、風の強さ、などでほとんど生息しておりません。これがいい! ここにしかない、この風景!この風景の中に、北極圏の厳しさがあります。それにしても見事な低木の紅葉と草紅葉、うっとりです。 このエリアすげーーー、グリズリーがいるらしく、掘り散らかした後や、ウンチもた~~~~くさん見ました。明らかにいます。 そして、とぉーーーーくに2頭のグリちゃんと発見。まぁー、意外にユーコンは熊が人間のいるところまで出てこなくても、たくさん健康的な生態系の場所があるので、ばったりは遭遇は多くはないです。 そして、美しく赤いカーペットを構成する植物は Beer Berry 日本名はウラシマツツジでしょうか? これが本当に美しい・・・あざやかで輝く鮮明な赤は遠くからでも、よくわかります。 その他にも、北極カバ、ローブッシュ・ベリー、地衣類、ブルーベリー、が様々な秋の色を見せてくれます。 昔、星野さんの写真集などに見たこんな植物や動物、、、、その世界にいつの間にか自分がいるのだなぁ~、としみじみ思いました。 日陰では、見事にゴゼンタチバナも赤くなっておりました。綺麗だなぁ~ 肝心のハイキングはというと、これがもう最高!ほとんど人が入らないこのエリア!登山道?そんなものはありません。自分でルートファインディングして登るのみですが、危険な箇所も多くなく、比較的楽に登れます。低木しかないので、ヤブコギもそんなにきつくないし、うまくルートをとれば、まったくヤブコギなしでいけます。 ふかふかな地衣類の上を皆でバラバラになって植生にダメージを与えないように歩く、このハイキングは最高の贅沢でしょう。 もちろん歩いているときは、ブルーベリーはパクパク食べます。食べごろでした。 広大な風景の中に、リチャードソン山脈、そして細く延びる高速道路、北に目をやるとどこまでも広がるかのような大きな空、真っ赤に染まった低木と草紅葉、、、、、地球はでかいなぁ~としみじみと思いました。 簡単なピークに登頂し、最高に贅沢なハイキングを満喫しました。 これは明らかにこのエリアでしかできないお山遊び、とてつもなく贅沢な時間でした。 ユーコンのこういったエリアのハイキングは、とてつもない山があるわけでもなく、氷河があるわけでもない、しかし、そこには、本来あるべきな、そのままの生態系が存在し、そんな自然を感じながら歩ける、本当に自然好きの人向きの自然です。
by motoyama_naoto
| 2009-09-06 13:42
| YUKON日誌
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