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ここ数日、寒気が居座っている・・・・・困ったものである。ロング・ジョンは欠かせない。 マイナス30度近くなると、さすがにユーコン人もブツブツ言い始める。『なんだよー、この寒さ、まったく、やってられないよー』とか、 『I hate this !! Fu○▲ing cold』 などなど、、、、、 服装も、まず、15分程度外にいる場合は、すべて露出する部分を隠した方が理想的、目のまわりは、まー、視界を確保するためにあけておくが、それ以外は隠した方がいい。寒いというか、痛いもん・・・・ 私は、天気予報とか見るのが結構好きで、おおー、こういう風なときは、こんな天気なんだー、こっちから寒気がくるとこうで、ああで、などなど、理解を深めていくのはなかなか興味深い、得てして、山登りが好きな人は天気予報にも興味がある人が多いですね。 さて、この寒気、水曜日くらいまで居座る感じ、寒気団の様子は ふりっきんぐ・こーるど!ということで、ホワイトホースは地図の北西の方ですが、皆さんよ~く地図を見てください。こんな感じででかい寒気が入ってくると、カナダにマイナス20度クラスの寒気に覆われていない部分は、ごく一部・・・・・どこに住もうと寒いわけです。 カナダの人口は4000万弱といわれておりますが(国土は日本の27倍)、その8割ほどがアメリカとの国境から400km程度のところに住んでいると言われております。 例をあげても、ヴァンクーバー、カルガリー、ウィニペグ、トロント、オタワ・・・・その他もろもろ、、、、まー、自然でしょうね。経済活動もアメリカの影響は大きく受けますし、まー、寒さもマシということでしょうね。 ということで、私は残りの約2割程度が住む極北地方にいますが、ユーコンは人口3万5千人、ホワイトホースは2万5千人、、、、、 では、なぜ、こんなさむーーーーいところに住むのか、、、、、????なぜなぜなぜ? 私の個人的意見では、やはり人が少ないわりに、アウトドアがそこそこあり、一応準州都なんで、いろいろな政府機関などがある(これは何かといろいろな申請などに便利です)、夏の日照時間が長く外遊びが満喫できる、などなどがあげられると思います。 何よりもここに住んでいる人は、人が多いのが苦手、、、、、、まー、スペースがいっぱいあって、人が少ないと、これは人の性格形成に非常に大きく影響します。 心のスペースは、単純に物理的スペースに比例すると私はここにいて感じます。別に人が道路を渡ろうとしてても、私には、『さー、どうぞ、お渡りなさい』 とまってあげる余裕がある急いでも変わらないですからね。まー、信号一個見逃したら、到着時間が10分もかわって、アポイントの時間に間に合わなくなるかもしれない東京では、無理でしょうね。そんな余裕なし、アポイントをもらっている相手も忙しいので遅れられないし、、、、(ちなみにユーコンは遅刻は基本です)ましてや、『きさまーーーーー、何をこんなところを渡ろうとしていやがるじゃーーーーーい、』とイライラ、実際に私もそうだったものです。これは一例ですが、まー、スペースがあるとおのずと心にもスペースが生まれるわけです。 それと、乾燥しているのが好きな人が多いですね。『湿気は耐えられない』というコメントはよくユーコン人から聞きます。 これが週間予報、、、、晴れハレはれ晴れ晴れはれですね、すごーーーい乾燥してます。おまけにマイナス30度近くなると空気中の湿気がすべてきーーーーーんと凍るので余計乾燥します。なんで青空なんだけど、寒いというわけですね。よく、ユーコンの人は、『湿気が多いところはむりだよねー』、 『おお無理だよ』 と言ってます。まー、好みですね。私も湿気は厳しいですね。特に夏は、、、、、厳しい、、、、 それでは、冒頭に申し上げた、ユーコンの人は寒い寒いと文句を言うのになんでユーコンに住んでいるか、私が感じるに、寒いから人があまり移り住まない、よってのんびり生活できる。まー、だからでしょうね。マイナス30度はやはり消して快適ではないですよ。まー、それでもこれだけ人間の数が多くなった地球で、素敵なところには人が多くいるものです。なんで、ユーコンの人も冬の寒さは我慢していると思いますね、特にマイナス30度以下の気温は、マイナス40度になるともう何もする気はしないですが、、、、 でも、それだけ、のんびり暮らしたいのですね。特に多いのは、ドイツ人、、、、フランス人系も結構いますね。基本的にこの手の人たちは、資本主義社会の成熟した都会から、人が少なく自由でのんびりしたユーコンが気に入って、住んでいるわけですね。 まー、とにかくマイナス30度以下はサムいっすよ。
by motoyama_naoto
| 2008-12-20 17:13
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