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映画の話なのです、名盤博物館にカテゴライズさせてもらいます。アメリカン・ミュージックを陰でささえた男!Tom Dowd これはその人の映画なのですが、 私は当時劇場に見に行ったのですが、あまりにもよくてDVDも持ってます。本日、再度観たのですが、やはりすごいこの人! っていうことで、小言を・・・ タイトル:The Language of Music (邦題:いとしのレイラをミックスした男) 公開年:2003年 まー、映画の出来とかは、ドキュメンタリー系なので、そんなに重要ではないのですが、この人の偉業を振り返るには資料として単純に素晴らしいです。 どんな人かっていうと こんなおっちゃんですが、すごい人です。簡単に情報を ●1925年生まれ ⇒ 2002年(亡くなってしまったのですね) ●自身もいろんな楽器をこなします。音楽一家に生まれたみたいです 何がすごいかっていうと ●さまざまなジャンルに精通 ●モノラル ワントラック 録音時代も経験していますが、8トラック録音を早くから手がけております。 ●アトランティック・レコードを影で支えたエンジニアー、プロデューサー ピンと来ないかもしれませんが、まー、後で細かく述べていきましょう。 まずはアトランティック・レコードに関して少し、、、、 ●アトランティック・レコード ●設立:1947年 ●主な経営陣:アーメット・アーティガン、ネスヒ・アーティガン、ジェリー・ウェクスラー ●主な契約アーティスト: Ray Charles, Charles Mingus,Sonny and Cher,Led Zeppelin,Cream,CSN,The Allman Brothers Band, Dusty Springfield,The Drifters,Sam and Dave,Aretha Franklin ,Wilson Pickett まー、とてつもなく、いいアーティストがいいっぱいいて、書ききれないのです。 ロゴはみかけたことはあるはず かっこいい!この時代のアメリカのデザインは 『かっこいい!』 いかしますね。 レコード方は これも、かっこいい!私はマニアックなレコード・コレクターというほどではないですが、やはり、レコードの方が、ジャケット、レコード共に味わいが深いこと間違いなし、、、、CD時代はやっぱりジャケットも小さいし、、、いまいちですね、 というか、、、、すでに時代はMP3・・・ですが、この時代のいい音楽は、やはりアルバムで聴くべき!コンセプトがアルバム自体にあるものも多いですし、なんといって、その時期に、その時代にアーティストが感じたことを表現してる 『アルバム』 でやはり聴くのが、トータル的に音楽を楽しめると思います。 アトランティック・レコードといえば、この人! ジェリー・ウェクスラー なんで、すごいかって言うと、この時代にすでに、黒人音楽のすごさ!を理解して、それを浸透させようとしていた あの 『R&B』 そう! 『Rhythm & Blues』 という言葉は、このおっさんが作ったと言われておりますからね、 黒人音楽に関して、特にジャンル分けをせず、すべてを受け止めていたという点もすごいと思います。黒人のコーラス系のドリフターズ(ベン・E・キングがいますからね)、ジャズ系は大御所チャーリー・パーカーからコルトレーン、ミンガス、、、そしてR&B系、ファンク、ソウルまでですね! そして、スタックスの販売権を手に入れたのは、本当に大きいですね~!すごーーーーいアーティストがスタックスにはいますからねー、皆、真っ黒な感じの黒人じゃないと出せない音を出すアーティストばかりですよ、 Booker T. & the MG's(ブルース・ブラザーズのバックバンドの人たちですよー),Otis Redding,Rufus Thomas ,Albert King スタックスは良質なアーティストが多いですからね、、、 まー、今の時代は、レーベルとかの 『色』 は、あまりなくなってきておりますが、この時代はCBSとか、でかいところを除けば、小さいないいレーベルがいっぱいあったんですねー(余談) 現在は、ワーナーの傘下になっています、がこのロゴは今でもちゃんと入っていますね。 そして、まずさまざまなジャンルに精通ってのですが、一緒に録音したアーティストのジャンルがすごいし、そのジャンルのトップクラスのアーティストと録音してます。 ●ジャズ John Coltrane,Ornette Coleman, Thelonius Monk,Charlie Parker, Charles Mingus すごーーーーーーい、ですね。私も大好きなコルトレーンの もやってます。 初期のアトランティック・レコードでは、まだワントラック・モノラルだったみたいで、マイクの使用方法とか、配置とか、かなり大変だったみたいですね。 初期は、レコードに基本的にそのまま録音していくので、苦労も多かったみたいです。これも後で述べるとして、、、、、 とにかく、ジャズでもトップ・クラスの人とやってますね、当時、まだマンハッタンの小さな部屋がスタジオだったみたいで、そんなところでこんなすごい人達が録音していたのですね・・・ ●R&B ソウル系 Ray Charles,Aretha Franklin,Wilson Pickett、そして上記のスタックス系 この名盤もかかわっているみたいで、 映画にもレイ・チャールズが出てきて、あのいつもの感じで、TOM と話しておりました。初めて8トラックでの録音をしたときのことをお互いに興奮して話していましたね。 レディ・ソウル こと アレサ・フランクリン もかなりの枚数をこの人と組んでリリースしてますね。名作中の名作が多いですから。 オーティス・レディング もバックがブッカー・Tでもそりゃー、かっちょいいですよ。 まー、黒さでは、まったくこの2人にはかなわないでしょうね、 ●ソフトな黒人系では やはり、ドリフターズ、ソロのベン・E・キング(あのスタンド・バイ・ミーっすからね)か! ●白人ロック系 エリック・クラプトン、デレク&ドミノス、デラニー&ボニー、オールマン・ブラザアーズバンド、クリーム、レイナード・スキナード やはり、スワンプ系が多いですね。 デラニーとトム エリック と トム そして、このライブ版の超名盤! こいつもトムの仕事ということ、なんでもトムは2枚目のアイルド・ワイルド・ウェストからオールマンとやっているらしいですね。最高のアメリカ南部のバンドですからねー 映画の邦題が 『いとしのレイラをミックスした男』 ですから、その話もしないといけないのですが、 当時クラプトンは、クリームで初めて、トムと仕事をしているようです。クラプトンも実際 『当時、裏方の人には、まったく興味はなかった』 と映画の中で実際コメントしておりますが、クリームの3人が 名曲Sunshine of your love の録音時 にどうやってうまくアレンジしようかと悩んでいたところ、トムに助言されて、一気に彼を信頼するようになったみたいです。 こうやって、トムをクラプトンも信頼し始めたらしいのですが、そもそも、ウィルソン・ピケットがアトランティックで録音していたビートルズの名曲 『ヘイ・ジュード』 でギターを弾いていた男が!この人! じゃじゃーーーーん、 デュアン・オールマン! クラプトンは、相当このギターが気になっていたみたいで、トムがオールマンの録音をしているときに、クラプトンから電話があって、すぐにオールマンのコンサートに行ったらしいですよ。 一気に、お互いにビビっときた2人は、当時、クラプトンがやっていたバンド、デレク&ドミノスのレコーディングにデュアンを招待するということになったわけですね。 そして名盤 が、生まれると、 映画では、最後の場面なのですが、あの美しいレイラの最後の部分をコントローラーをいじりならエキサイトするトムの姿が映っております。 私は個人的には、レイラがどうのこうの、ってよりも、 8トラックをいち早く、利用していたっていうところがすごいと思います。 当時は、上記しましたが、 モノラル・ワントラック どういうことかっていうと、要は一発撮りですね、、、、 今はデジタルでもう何トラックでも、どうにでもし様があるでしょうが、当時は、ワントラックですから、、、、 8トラックとはなんぞや、ということになりそうですが、 要は、、ギターはギターとか、ボーカルはボーカル、ドラムはドラムとか各トラックを分けて録音できるわけですね、、、 なんで、ギターが気に入らなければ、ギターだけ取り直すとか、あとからストリングスを入れるとかできるわけで、、、、 彼は、相当早くから 8トラックを使っていたようです。 あのビートルズのジョージ・マーティンでさえ、まだ6トラック(4だったかな?)しか使用していない時代だったわけですから、やはり、いろんな意味でアメリカは進んでいたわけですね。 いろんなアーティストがこの映画に出てきて、コメントしてますが、もう一つ気になることは、 トムは、やはり音楽に精通した、すごいいい耳の持ち主だったみたいで、ちょっと間違えたりしたら、突っ込みが入ったらしいですよ。 またプロディーサーとしても、アーティストとのやり取りは相当うまかったみたいで、人間力もかなり高かったようです。 ほとんど、語られることはないですが、 名盤の裏には、こういう人のセンスがあるわけですねー、 いやー、今回は長くなった、私もエキサイトしましたよー 以上
by motoyama_naoto
| 2008-10-13 16:35
| 名盤博物館 Music
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