カテゴリ
全体 カナダでのこと アウトドア報告 YUKON日誌 名盤博物館 Music 名作博物館 Movie Guitar & Banjo 写真(カメラ) 自然と人間 極北の常識 北米かぶれへの道 日本と北米 未分類 外部リンク
Twitter
以前の記事
2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
最近、よく映画を観ます。というのも新しいDVDプライヤーとテレビ買ったんですね。こちらにいると、DVDのリージョンってのに悩まされます。北米と日本ではリージョン・コードが違うので、いろいろやっかい、まー、裏技がいろいろあるのでいいのですが、 また観てしまった映画、、、、、私は、あまり新しい映画をどんどん観るよりも、何回も何回も同じ映画を観るタイプです。20回以上観ている映画は数知れず、これも名作中の名作ですが、 それでは、小言を、、、 ●タイトル:TAXI DRIVER ●1976年 ●監督:マーティン・スコセッシ ●主演:ロバート・デ・ニーロ ●出演:ジョディ・フォスター、ハーヴェイ・カイテル、マーティン・スコセッシ、シビル・シェパード 70年代の都会で生活する孤独な男の狂気を描いていると私は思っておりますが、今の日本のいろんな事件もある意味、、、、これに近いか・・・・ トラビス(デニーロ)は、ベトナム戦争帰り(そのはずです、何も映画ではこれに触れられていないですが、タクシー会社との面接でマリーンにいたとしか言ってないですがね)、NYで暮らす孤独な男、、、、夜は不眠症で、ポルノ(って死語ですかね?)映画館などで夜な夜な時間をつぶし、時間ばかりが過ぎていく、思い立ってタクシードライバーの仕事をするが、どうも、20代の若者によくある、『俺はなにやってんだ、俺の人生はこんなもんじゃないはず、もっと何かできるはず』ってなフラストレーションがどんどんたまっていく、そして向けれる矛先は、、、、、 みたいなストーリーですが、70年代のNYは相当、いかれていたはずで、近年では一番治安が悪い時代ではないでしょうか?(って行ったことないですが)混沌とする若者が変貌していく様をうまく描写しております。 もちろん、特筆すべきは、デニーロさん!ここでの名演はあまりにも有名、随所にいい味をだしております。 はじめはマジメにタクシーの運ちゃんしているのですが、NYであまりにもすさんだ世の中を見ていくうちに徐々に、『なんなんだ、この世の中』みたいな気持ちが強くなっていきます。 そんな時で会うのが、かわいいべツィーちゃん、(シビル・シェパード、後にTVドラマのブルームーン探偵社でブルース・ウィルスと競演し、有名になりますね)、確かにかわいい。彼女は大統領選挙の選挙事務所で働く女の子、うまく彼女をデートに誘い出しますが、行くところが、またポルノ映画館、、、そりゃ、ダメだわ、、、、と、この辺もちょっとトラビス君の抜けているところ、それともこれもスコセッシの何か意味するところなのか、 で、彼女にも見事に振られ、、、、、矛先は、、、大統領へ、、、、この頃、タクシー運ちゃん仲間の紹介で、銃を買うのです、マグナム44もそのうちの一つ。 すさんだ生活からおさらばするために、体を鍛え始め、射撃の練習もし始めます。 そして、映画至上でも、超有名なこのシーンへ、 くーーー、かっこいい!このデザインのTシャツをもっていたのですが、、、、残念ながら、黄ばんで、使い物にならなくなってます。お気に入りだったのに、、、 何がそんなにすごいかって、いっちゃってますよね、このデ・ニーロは、鏡の前でお気に入りの拳銃をしのばせ、いちゃもんつけてきた相手があたかもいるかのように、役に入り込むデ・ニーロ、、、、すげーー、、、 You Tubeでも観れますので、観て下さい。 ha?ha? faster than you!!?? ha ? ha? そして、if you make a move,,you make a move とか、ぶつぶつ言いながら、、、、ハイライトシーンへ Are you talking to me? Are you talking to me? You talking to me? 鏡見てるんだろうなー、でも、本当は、カメラとかあるはずなのに、、、、すげーー、このはいりこみよう。何度も何度も観てますが、まったく関心するばかり! 何度か町で見かけたことのある、12歳の売春婦の女の子を助けるべく じゃーん、戦闘モードへ!おおー、すげーーー(しかしこのジャケットM65は私も高校生の時に買っちゃいました。) そして、その少女とは、まだまだとてつもなく若い、ジョディ・フォスター 若い!というか少女! この若い売春婦を操る男が、スコセッシ、デ・ニーロ、とは前々作の『ミーンストリート』(これは最高に面白いし、デ・ニーロのここでの演技はすごいです、はまり役です)で競演しているハーヴェイ・カイテル、ここでもいい演技見せております。 いかにも安っぽいチンピラ役もうまいですね、この人はなんでもこなせますから、 そして最後は血みどろの館に、最後のこの打ち合いのシーンも壮絶です。 個人的には、娼婦に宿を貸しているデブのおじさんが、デ・ニーロに44マグナムで右手をぶっ飛ばされても、追いかけてきてI kill you!!I kill you!! と叫びまくっている演技がかなり好きですが、、、、 全編に漂うB・ハーマンのジャズも雰囲気つくりにかなり貢献してますね。 ベトナム戦争終わり、ヒッピーもウッドストックも終わり、ベトナムも泥沼化、ウォータゲートの後のことでしょうし、夢の60年代が終わり、人々は夢を失い、ドラッグ・売春などが充満するNYで生きる孤独な20代の青年を非常にうまく描写した優れた作品だと思います。 しかしなんと言ってもデ・ニーロ!素晴らしいです。
by motoyama_naoto
| 2008-10-04 10:58
| 名作博物館 Movie
|
ファン申請 |
||