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先日、読みたいと思っていた本を読み終えましたので、その小言を、、、、 まー、この人は有名な人で、、、、『自然保護の父』と言われていますし、なんと言っても、ヨセミテ国立公園の設立の立役者としてしられておりますね。 ●題名:森の聖者―自然保護の父ジョン・ミューア ●出版社:小学館ライブラリー ●著者:加藤 則芳 ●初版:2000年12月 そもそも、この著者の『加藤 則芳 』さんが、ガイド仲間のT一君の知り合いで、本を持っていたので借りて読んだですが、まー、私もアウトドア、自然保護などに関連した書物、また雑誌の連載で、もちろん加藤さんのことは知っていたのでしたが、やっとこの本を読むことができました。 ジョン・ミューア、この人のことを知ったのは、バックパッカーの中では有名な『ジョン・ミューア・トレイル』でだったでしょうか?はじめはよくわかってなかったと思いますが、その後雑誌などでもその名前をよく見かけるようになり、すげーー人なんだってわかってきたのですね、 そもそもバックパキングとは、、、、今では、ザックを一つで海外旅行をフラフラするようなこともバックパッカーといいますが、まー、ここでは ●ザック一つで、自分が運べるだけの荷を背負い、バックカントリーに連泊で入り、自然を体感すること って概念が正しいのかな? まー、70年代にアメリカで起こった『自然回帰』的な文化を背景にしたブームで有名になったと私は認識してます。 日本では、『縦走』という登山の用語が近いと思いますが、日本ですと北アルプスなどの尾根歩きをイメージしがちですが、まー、それともまた違うわけですね。 北米では、バックパッキングの多いスタイルとしては、峠越えを何回も繰り返して行くタイプが多いですね。日本と比べ、山が重いザックを持っていたのでは登れないところが多く、稜線歩きはちょっと無理ですからね。 そんなこんなで、私もジョン・ミューア・トレイルを歩きたいと思う人間の一人ですが、この本 を読んで、よりジョン・ミューアの情報を得たように記憶してます。 ちなみにこの本も加藤さんが書いた本で、実際に歩いたときの話なので、私もあっという間に読み終えた記憶があります。 その後、ミューア自身が影響を受けた、ソローの『森の生活』や、エマソンの『自然』なども読むことによって、この時代にすでに生態系と言う概念や、自然と調和する、人間のあり方を考えていた人がいたのかと、当時!びっくりした記憶があります。 話は飛びましたが、ミューアさん、こんな人です。 いやー、世捨て人見たな感じ、(まー、実際当時もそう思われていたようですが) 生まれは、スコットランドでアメリカには幼少の頃に移民してきているそうです。んで、ウィスコンシン州でしばらく暮らしたということ。 びっくりしたのは、そもそもミューアはヨセミテに初めからずっといようとは思っていなかったということですね。私はてっきり初めから大志を抱き、ヨセミテに行ったのかと思ってました。 もちろん、彼はヨセミテで、山の中の生活を送っていくわけですが、これからどんどん発展していこうというアメリカで、よくもまあ、こんな考えになったものです。彼は、都会には興味がなかったようで、かなり早い段階から『すべての生き物はそれぞれ役割があって、そして自然はバランスがとられている』という、いわゆる『生態系のバランス』気付いていたというから、まったく驚きますね。 当時は、特にアメリカ西部は、ゴールド・ラッシュや、果樹園としての開墾、放牧、林業など、イケイケドンドンで、車も出てきただろうし、、、誰もが繁栄に心躍らされた時代でしょうからね、 まー、結局、ヨセミテ国立公園の設立、キングスキャニオン国立公園、セコイヤ国立公園の設立にも大きく貢献することになったわけですから、 これはセオドア・ルーズベルトとミューアの写真、この写真も有名ですが、大統領のサインがないと国立公園化されませんからね、、、、セオドアは世界初の国立公園『イエロー・ストーン』も設立してますね、なんでも熱心なハンターだったとか、、、、、 ミューアは当初は政治的な表舞台に立つのをきらったようですが、おそろしくでかく貴重なジャイアントセコイアをはじめとする自然がなくなっていくのを目の当たりに、新聞、雑誌への記事投稿、講演会への参加、そしてシェラ・クラブの設立など表舞台へ出て行くのです。 シェラ・クラブの会員が持つシェラ・カップの刻印のNO1はミューアらしいですよ。 さらにミューアは国立公園は設立しても運営がしっかりしていないと意味がない!という、後にレンジャー制度に発展する考えも持っていたようですね。 私が好きなのは、『保護をするためには、そこに自然があることをみてもらわないとダメだ』 といいミューアの考え方ですね、まー、見てもらわないことには、誰もそれがどれだけ貴重で、そこで何が起こっているのかわかりませんからね、、、、(しかし富士山みたいになってもダメですがね) 国立公園のシステムは北米は先進国ですが、私なぞは、やはり、元々人が少ないから何かインパクトが合ったとき目に付きやすいと感じますね。 またシステムも先住民以外は誰もいないので、のっけ安いですね。日本じゃすでに利権がからんだり、昔からそこに住んでいる人がいたり、で、難しいですからね。 まー、そんなわけで、すごい人なわけですが、私もアウトドア好きとして、またガイドとして、はたまたツアーを企画する人間として、ミューアまで慣れなくても、何か伝える役目ができれば、これ幸いですね、、、、 しかし、ジョン・ミューアトレイルは歩きたい、歩いてみたい。
by motoyama_naoto
| 2008-08-14 13:18
| 自然と人間
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