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オーロラツアー終わって以来の初めての土日、ということで、くりだしました。スキーへ。金曜日からロッキーにいる友人から、『すげーー、降っているらしい。今週末はパウダーだ』とか、聞きたくない自慢をされ、まー、こっちはそんなに降ってなかったので、パウダーなんて期待もできるはずもなく、もうこの時期、やわらかなザラメを期待して飛び出しました。 場所は11月に1回偵察に行っている場所、今回もバックカントリースキーではありえない!一人!まー、安全に対してだけは、完全なる確信を持たない限り、滑走はありえないと思って行きました。まー、現場で誰かいれば混ぜてもらおうとも思っていましたし、基本的にザラメで相当安定したスノー・レイヤを想定していました。 ホワイトホースから、クロンダイク・ハイウェイ南に入り1時間半くらい(夏はスカグウェイにいく観光バスとかでにぎわう道路ですが、もちろんまだそんなに忙しくないです)。幸せだなー、この環境、日本にいるときは、金曜日の夜に出ないと渋滞がひどいから、金曜日の夜出て、日本道路公団様に中央高速で5千とか6千円とか払って、(いったいいくらつぎ込んだことか・・?)そして帰りはたった250kmくらいなのに、いつもの小仏トンネル付近で渋滞・・・・何度何度何度疑問に思ったことか、 ・なぜ、高い金払って渋滞するのか? ・片道5千円ってどうなの?有料はわかるけど・・・・ しかしこっちは、タダ!渋滞なんてあるわけない! いやー、実は、起きたのが、9時半とかで(よく寝ます、わたしく)、家出たのが11時半、いやー、贅沢だなー。こういう環境は!ロッキーでもそうですが、1時間から2時間で車で移動すれば、バックカントリースキーのできるところがある。望ましい環境です。 ということで、現場についたのは、13時くらい・・・・おせー、でも、心配いりません。何と言ったって真っ暗になるのは22時過ぎですから。まだたんまり時間はあります。焦らない焦らない。 前回は、コンパクトカメラしかもってなくて全然状況が伝えられませんでしたが、今回は一眼持参したので、写真多めでご報告です。(レンズにゴミがついていて、一部見苦しいですが、ご愛嬌、偏光フィルタにゴミがついていたらしい) これが目標の斜面 駐車場から双眼鏡で覗きましたが、全然人がいない様子・・・・???週末なのにねー。一番上まで行きたいのですが、一人だし、風が常に上は強そうな感じだし。無理は禁物と、斜度が上がる手前を目標にしてみました。 これが駐車場、結構、車が停まってますが、ほとんどの人がクロスカントリースキーです。ここは実はブリティッシュ・コロンビア州(以下BC)なのですが、ユーコンとアラスカにはさまれていて、実際のBCには家が一件もないと思います。(あっても片手で数える程度でしょう)なんで停まっている車のナンバー・プレートは、ユーコンか、アラスカのどっちか、結構アラスカの人が多かったですね。この高速の先は、スカグウェイという港町ですから、もちろん、国境を彼らは越えてクロスカントリー・スキーをしにくるわけです。陽気な人が多かったなー。みんなスカグウェイの人は知り合いみたいで、『じゃー、後で町でねー』なんて挨拶してました。こういうところには有色人種は全然いません。僕だけ色つきで、後は白人ばっかり。 さーて、ある程度基本的な情報を ●トレイル・ヘッド 900m ●目標地点 1300m ●距離 4kmくらい ●斜面 北東向き ●スタート時間:13:45(おせー) ●下山時間:16:45(時間かかってますが、3本滑ってきましたので) ってな、感じです。まー、ほんと一人でしたから、ダメだと思ったら、すぐに引き返すつもりでした。 で、早速、脅しが・・・・・・ 一応、ここは、パークス・カナダ(カナダ国立公園局)が管理する確かヒストリカルサイト(夏はチルクート・トレイルの終着地点になってますから)なんで、『いつ・どこで・誰が・なに』をしていいかとか決まってますが、ちょっと看板みましたけど、ロッキーに比べれば、規制もへったくりもないって感じに緩いですね。キャンプしている人もいました。僕も次回は雪上キャンプして、ギターでも持ってきて、のんびりしようと思いましたね。 看板は雪崩についての注意を促しているものですね。危険なエリアを地図で出してましたが、そこは行かない方がいいな、って感じのところで、メイク・センスでした。まー、すべては雪質しだい!駐車場の雪からすると、かなりザラメで安定してそうだったので、あまり不安はありませんでした。 ここは、人気のエリアなんで踏み後もしっかり、前回、ラッセルで死ぬかと思ったので、もちろん、ラッセル・泥棒しておきました。って言っても、新雪ではないので、ブレイク・トレイルしてもたいしたことはなかったでしょう。 一番気になったのは、やはり雪質・・・・・、今回もテレマーク&スキン(シール)ですが、シールの食いもばっちり、雪は数日前に降った感じのものが、しっかりと締まっていい感じ。こりゃ、いけそうだなって感じでした。しばらくは、アルパイン・ファー(もみの木)の中です。 うひょー、でけーな、ユーコンって感じですね。ここに来ると明らかに積雪量が変わります。いわゆるコースト・ウェザー(湾岸系の天気)なるわけで、すごい量降るらしいですよ。あっけなく、1時間程度で目標の1300mまで、まー、たいした距離でも、標高差でもないですから、ロッキーにいる人には、ボウ・サミットみたいなもんって言えば、よくわかるでしょう。これより上に言っても、ウィンド・クラストっぽい感じだったので、ここでストップ。風もなく、作ってきたベーグルサンドで遅い昼食&コーヒー!ん~、幸せ!天気も最高!よーく周囲も見渡せ、でけーなユーコン!と思うばかり、あの山は、その山は、登れそう、滑れそう、と食い入るようにいろいろ見ましたが、問題は、すべて道がないので、アプローチが鬼のように長い!凍った湖を越えて、ブッシュ・ワッキングして・・・・やっと登りだすような山がほとんどです。見ていても、いったいあの山は何人の人が登頂したことがあるのか?非常に疑問に思えました。 もうずっと登ってきたところの雪質を登りながら、チャックしてきたわけですが、かなり状態はいい感じ、これなら間違いなく安全と思える状態でした。一応、掘ってレイヤーもチェックしようかなー、って思って、掘り出しましたが、1m行かないくらいのところで、『大丈夫!』こんなにしっかりしているなら問題ないって感じでした。 積雪量はどのくらいあるのかなー?って思って、ゾンデ棒を突っ込んでみました。 おいおいおいおいーー、どんどん入っていく、周りの木のうまり具合からして、1mから2mを想像していましたが、僕のゾンデは3m20cmですよ!完全にそれ以上ある様子。こりゃー、すげーーーー、もちろん、吹き溜まりとかじゃなくて、一般的そうな斜面を選んでゾンデ入れているのですが、念のため、後でいろんな場所にゾンデ入れてみましたが、完全に3m20cm以上、恐らく4mくらい?4月の後半でこれですから、立山クラス!はっきり言って、まだ全然滑れますね、この状態だと。アプローチは雪なくなるでしょうが、ツリー・ラインは日陰で雪の残りそうですし。 さーて、至福の時を終え、これから楽しむ時間です。もうウキウキで、たまりません。僕は基本は自分が登ってきたところを滑ることにしてます、やっぱ雪の状態とか、障害物、岩とか木とか吹き溜まりとかギャップとかわかってますからね。そして、ほとんど危険がないとわかっていたので、もうニタニタですよ。 (一人で山で、こんな風に写真撮っているんですから、ちょっと怪しいですよね・・・・) スキン(シール)をはずして、滑走面を確認し、ゴーグルつけて、手袋変えて、スキーのバックルをきつく、スキーモードに切り替えるときの、この音『パチン、パチン、パチン』いいですねー、何回やっても、このバックカントリースキーってのは、最高の遊びですよ。登って楽しく、滑って最高! そして、いよいよ、滑走!まったく一人にもかかわらず、オタケビが出る出る!テレマークにもちょどいい感じの柔らかい雪で、マーベラスでした。 日が長いっていいですねー、結局、30分スキーアップを後、2回して全部で3回滑っちゃいました。いやー、この時期にこの雪とは、なかなかラッキーでした。心配していた、自分の体力レベルですが、このくらいでは問題ないようです。もっと長いのなるとヒイヒイいうでしょうが、じょじょにアウトドアモードにしていかないといけませんからね。 そして、眺める、自分のシュプール ん~、いいじゃない!(って実は2回こけた・・・・たまに固いウィンド・クラストが出てきて撃沈しました、、、、まだまだですね、僕のテレマークの技術も) こりゃー、来週も来たいね!仕事さえ問題なければ・・・・・次回はテント持ってきてのんびりですな。しかし、のんびり行動して、無理せず、ホワイトホースには18時には着いてましたから、幸せですな。 とにかく、スキー大好きの私ですが、15歳以来こんなに滑らないシーズンは今までないので、この雪で滑れただけでも、本当によかった。まだ滑れそうだし・・・・ しかし、ユーコンのいいところは、結構いい雪質で楽しいのに会ったのは2名のみ。その前に2名滑っていたようなので、僕をいれて5名・・・・、競争なんてありません、いくらでも滑りたい放題です。でけーな、ユーコン!
by motoyama_naoto
| 2008-04-21 13:21
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