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日本に一時帰国してて、かなりの数の本を購入してきましたが、今回、かなり気になっていた本をやっと先日、読み終えました。 そもそも、ハイキングのガイドをしていて、ウンチクを語っていたら、75歳くらいのものすごく感じのいい大先輩に『君はこれを読むべきだ!』 と強く勧めていただいたもので、早速、購入したまでです。 人生の大先輩であるこの方との出会いはかなり同じ、山、自然好きとしてかなり意気投合しましたね。 しかし、75歳の方と共有できるなにかがある 自然 というのは、やはりいいものです。 私は、まったくアカデミックなバックグラウンドはないわけで、この本はなかなか面白かったです。 やはり、こうやって、カナダの極北に住んでいると、日本とは、本当に正反対のことが多く、どうしても僕の性格上でしょうか? 気になることが数多く出てきます。 乾燥 VS 湿気 大陸 VS 島国 いろいろな国の人が集まる国 VS 黒髪黒目の人ばかり 歴史が短く若い国 VS 歴史がある 個人主義 VS 団体主義 まぁー、軽く基本的にいつも私が感じることをあげても、まぁー、よくもこう正反対なものだね、と関心するくらい、北米と我がじゃぱん は異なると住めば住むほど感じるものなのです。 この本は、特に、その国民性というか、民族性、文化、社会 の特質を それは風土から来るものだ と力説したもので、かなり興味をそそられました。 結果、哲学書に分類されるものらしく、、、、、 ところどころ難しい・・・・・・が~ん・・・・・ しかし、興味がある部分が大部分で非常に楽しく読めました。 タイトル: 風土 人間的思考 著者: 和辻 哲郎 出版社: 岩波 初版:1935年 (文庫は1979年) こんな昔からこういうことにしっかり気づいていた人がいたのか? つまりこういうことは、『よそをみない』 と気づかないことばかりだと思います。 たまたま私はあまりにも極端な場所で生活するようになり、しかも自然と触れ合うことが多いので、ずっと疑問に思っていたことが数々あったのですが、何点かは、そうかもねぇー、なるほどねぇー、という結論を導いてくれました。基本的にkの人の言っていることに賛成ですね。 ふ~む、頭よさそうな人っすね。 たとえば、一例を挙げると なぜ、日本人は、勤勉と言われるか、ネガティブに悪い方を考えてしまうか? これは、北米にいると、完全な違いと北米人より感じますが、、、、 この本からのヒントを得たのは、、、、 自然が豊か過ぎて脅威になることさえあるから、、、、、 たんぼは常に雑草抜いていないと、米は育たず、 その驚異的なまでの湿気は、豊かな恵みを与えてくれるが、同時に雑草も生えてくる、 そして、台風や、洪水などを呼び起こすことがある、、、、 つまり最悪のケースに備えていないといけない、、、、 まぁー、確かにね、、、、ありえる! 著者はヨーロッパ的な乾燥した土地を そこでは自然の恵みが豊かでないがゆえに、従って自然に忍従して恵みと待つを要しない。とともに自然に対抗して不断に戦闘的な態度をとらなくてはならないほど自然が人を脅かしもしない。自然は一度人力の下にもたらされさえすれば、適度に看護によって、いつまでも従順に人間に服従している。この自然の従順がまず生産を牧場的たらしめるのである。 なんだか、難しい言い回しだが、、、一理ある・・・・・ その他、私が普段から感じる、自然と人間との関係によるある特定の民族性の構築というのを、そうねぇー、そうだよなぁー、と納得して読める部分が多かったです。 まぁー、関心するのは、よくも、まぁー、この時代にこういう理論を見出したなぁー、ということ。 おそらく西洋文化がよしとされ、どんどん日本古来のものが、新しいそれに急速に移り変わっていった頃でしょうから、本質的に物事の見抜くのは非常に難しい時代背景があったと想像できますからね、、、 この辺のことは、突きつけていくとなんだか面白そうです。 しかし、ちょっと難しい本だったな・・・・
by motoyama_naoto
| 2012-01-10 16:17
| 自然と人間
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