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ずっと外に出てて、プライベートではカヌーとカヤックの水遊びが多かったですが、そろそろ山に行きたくて、ずっと前から行きたいと思っていたフェザー・ピークを目指したのですが、コースト・ウェザーのフェザーは、真っ白な雲の中、、、、、 あきらめて、違うところに行ったのですが、これが思わぬ最高のハイキングとなりました。 ふっとしたことから、ここに行くことになったのすが、フェザーから戻る途中にずっと気になる、恐らくマイニング・ロードがあるであろうと思われる場所を試してみたのです。 ガイドブックにもなにも載っていない場所でしたが、こういう機会だし、試してみようと友人と協議したのですが、本当にいいハイキングでした。 そもそも、ユーコンは道路が少なくて、入れる場所自体が少ない・・・・これがいいところであり、悪いところ・・・・なんですね。 では、マイニング・ロードとは何か!いわゆる 金、石炭、銅、ダイヤモンドなどなどの埋設物を掘削するための場所までいくための道路です。 下の写真の右の方から峠まで伸びているのが、今回使った道路になります。 つまり、こういう道路がないとまったく山の奥にアクセスできないのがユーコンなのですね。 アウトドア好き と マイニング は結構相反するもので、自然を愛する者 と 自然から何か取っていく者 として、一般的には対比されるケースが多いですが、実際に、アウトドア野朗もユーコンではこのマイニング・ロードがないとできるアクティビティの数が本当に限られてきてしまいます。 実際にハイキングだけを取っても、マイニング・ロードをアプローチ・ロードとするものはものすごく多いです。それだけ、何もない場所が多いのですね。 今回のこのマイニング・ロードは我々も、まったく知らなかった地図にもま~たく載っていないもので、その先に何があるかは、地図では想像できるものの、まったくわかりませんでした。 マイニング・ロードは管理された国立公園の登山道などとは異なります。もちろん、舗装などされているわけもなく、4WDででかい石あり、急斜面あり、クリーク越えありのハードな道です。なんで、普通の乗用車では、まったく葉が立ちません。 今回は途中まで、そのマイニング・ロードを利用してのハイキングです。山登りをある程度やる人であれば、ご存知と思いますが、オフトレイルに入り、幾ら乾燥している厚くないブッシュでも、ブッシュに入ると一気に速度が落ちます。一般的には時速4kmで歩けると言われていますが、それが時速2km程度になりますね。なんで、あればマイニング・ロードは使うべし、全然一日に進める距離が違いますからね。 ちなみにこのマイニング業界は、ユーコンでは、数少ない産業として、観光業の次に大きい産業ですが、70年代までに比べるとはるかに現在マイニングが行われている場所は少なくなっています。その昔に使われたマイニング・ロードがアウトドア・アクティビティにアプローチとして使われているわけですね。 今回、ファイン・ハイクだった理由の一つは、お花畑です。 ロッキーなどと比べ、岩山が少ない、雪の量が少ない、などなどの理由で、湿気を感じるメドー(お花畑)はユーコンでは多くはないです。仕事の関係でも、こういったハイキング・トレイルを探していたし、個人的にも懐かしくやはり、それぞれの季節の花はいいもので、探していたのですが、やった見つけました。 お花的には、ロッキーのこの時期と変わりませんが、パープル・フリーベン、ラグウォート系、リバー・ビューティ、いやー、あげたらキリがないくらいありました。 地形的にプラトーのようになっていて水が集まりやすい地形で、わんさか咲いてました。 薄く赤く右下に見えるのは、州花ヤナギラン! ウメバチ草は死ぬほどあった ロッキーでおなじみのフリーベンもどっさり ユーコンはヤナギランと共に、ヒメヤナギランが多いのも特徴、いっぱいあったなぁー こうやって、季節の花を見るのは、やはりいいものです。 もうこの時点で、マイニング・ロードからははなれて、オフトレイルを歩いておりました。 つまりもう登山道もなにもない状態なので、いわゆる『登山道をはずさないでください』などという概念はここには存在しません。そもそも登山道がないわけですから、、、、まぁー贅沢といえば贅沢ですね。結局、人間のインパクトが少なくて、あまり影響がないのですね。そこに生息する動物が植物を踏んで歩くのとたいして違いがないわけです。 なんで、ここがガイドブックとかに出ていないのか!?まったく皆目検討がつかないくらいいいところでした。おろらく1年でハイキングとしては10名くらい入ってくれば多い方でしょう。 ドール・シープも登場!犬も一緒にハイキングしていたので、すぐに逃げちゃいました。 そして期待していた景色は、峠を越え、反対側を拝むとベネッテ湖が、、、、でけーーーー ゴールド・ラッシュの時代、皆、スカグウェイという町まで船でシアトルや、ヴァンクーヴァーなどから入り、有名なチルクートトレイルの峠越えをした後、この湖の写真で言う左側の湖畔でボートを作りホワイトホースを経由して、ドーソンまで行ったのですね~。 今この写真の中には誰も人がいないと思いますが、当時は湖畔に集落ができるほどの賑わいだったといいますから、すごいですね。今は誰もいません。 ちなみにこの湖、、、、ものすごく長いです。 湖の続きは こんな感じ、、、、おおよそこの湖だけで40kmはあります。でかいなぁ~、いつも思うのですが、私が住んでいた横浜近郊で40kmといえば、東京から鎌倉とか位まででしょう。これとこのユーコンの環境を比べると、日本にどれだけも物と人がその40kmの中にいるか、、、、どっちがどうっていうんではないのですが、単純に違いが恐ろしいほど大きく、いつも本当にびっくりします。本当に同じ距離とは思えない、、、、、 まぁ、ふとしたことから、行くことになったこのハイキングは、花、風景、共に素晴らしく、春に絶対もう一度来たいと思いました。仕事でも使いたいけど、ちょっと大変だなぁ~、往復で16km、標高差700m程度ですが、結構、急なところも多いです。 まだガイドブックに載っているハイキングさえ全部やっていないのに、こんなのが、まだあるとしたら、いくら時間があっても足りないなぁ~。
by motoyama_naoto
| 2009-08-10 13:38
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