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本日はNYのリトル・イタリーの熱気がムンムン伝わってくる私のお気に入り映画をご紹介します。 大学生の頃だったと記憶しておりますが、確か教育テレビでタクシー・ドライバーを見て、ものすごく衝撃を受けて、スコセッシが監督でデニーロ、カイテルが同じように出演するこの映画は、すぐに見たような記憶があります。でも、手に入れるのに当時は、少し苦労したような記憶がありますね。まだインターネットは今のようではなかったですからね。 余談ですが、アルバム探し、アーティスト情報、映画探し、本探しは、恐ろしいほどインターネットによって簡単になりました。私の世代でさえ、苦労はあったものです。ほとんど雑誌とかの情報しかなく、その手の雑誌は隅から隅まで読んでしっかり保存して、また頭に叩き込んで、レコード屋、CD屋にいった記憶があります。また、レコード屋やCD屋で、メモを片手にウロウロする人もよく見かけた記憶がありますね。よく助けてもらうこともありましたし、ビートルズのコーナーとかで、お目当ての曲を一生懸命一枚一枚、CDの曲目を見て探している人を助けたりしたものです。なつかしや、、、、あぁなつかしや、 それでは、ご紹介 ●タイトル:Mean Streets ●製作年:1973年 ●監督:マーティン・スコセッシ ●出演:ハーヴェイ・カイテル、ロバート・デ・ニーロ この3人がこの時代にやっていて悪いはずがない!という感じでしょう。話は特にひねりはないですが、スコセッシの自分が育った環境をそのまま表現したいという熱意が伝わってくる感じで、非常にいいです。今でこそ、超有名監督ですが、この当時とかはそんなにでもなかったのだろうなぁ~。 チンピラ達の話なのですが、そろそろ落ち着いてちゃんとした職に就いたほうがいいのは、わかちゃいるけど、昔からつるんでいるダメダメ君(デニーロ、ジョニーボーイ)と腐れ縁でなかなか離れられない、チャーリー(カイテル)。 叔父さんが、なんかマフィアっぽい金貸しをしてて、その集金の手伝いをしているチャーリーだが、その叔父さんにも、半分頭がおかしいジョニー・ボーイとは付き合うなと釘を刺されている、、、、人に金を借りても踏み倒し、払わないダメな野朗!ジョニー・ボーイ、でも昔から一緒に過ごしてきた仲、、、簡単には見捨てられない。 最近よくある監督とかのコメントが入ったDVDも観たことがありますが、やはりスコセッシはこの映画で、自分達が経験したストリートの感覚を表現したかったとコメントしておりました。 名作タクシー・ドライバーが1976年ですから、その前になりますね。あのデニーロは、ゴッド・ファーザーPart1 のマイケルのおにーちゃんの暴れん坊野朗!ソニー役のオーディションを受けたらしいですが、コッポラには採用されず、、、、スコセッシとこの映画に挑むわけです。 はっきり言って、すごいです。この映画のデニーロは、、、いわゆるデニーロ・アプローチみたいな役つくりは、特にこの映画の役では感じられませんが、そのはまりようは、まさに快演です。見ている方は、あまりのダメダメ、アポさ加減に 『おいおい、だからダメだよ~』 とぐいぐい引っ張られていくのはっきりとを感じます。 金の仮があるマイクルが、やっとのことでジョニー・ボーイをとっ捕まえて、金を払えと要求するシーン、、、$3000の仮がある彼は、『今は$10しかねいんだ・・・』 そしてそのなけなしの$10をマイケルにくしゃくしゃにされて、切れる!上はその写真ですが、そのアポさ加減は本当に見事な演技です。ここでの演技が認められて、デニーロは翌年の 《 ゴッド・ファーザー Part 2 》で、ビトー・コルリオーネの若き日の役を得るわけですから。 本当にあっぱれデニーロ、なんせ、ジョニー・ボーイは意味もなく、郵便ポストに爆弾を仕掛けたり、よくあるNYのアパートの屋上から意味もなく、拳銃をぶっ放すような野朗ですからね。 カイテルも見事に、ちょっとやさしい好青年を演じております。タクシードライバーでは、ちょい役でしか出てませんが、ここでは、主演です。 この映画では、カイテル『What`s the matter with you?haha』デニーロ『What?What?』の何回も出てくるやり取りがものすごく好きです。特にとぼけるデニーロの 『What?』は最高で、本当にアポっぽいです。 若き日の、スコセッシ、デニーロ、カイテル、今では、それぞれ映画界の巨人となっている大御所ですが、この映画からは、映画に対する熱意というか、やる気というか、そんな勢いがグングンと伝わってくる快作です。 何度観ても飽きない・・・
by motoyama_naoto
| 2009-06-27 15:08
| 名作博物館 Movie
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