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正月にはゆっくり映画でも観たいもの、ちょっと休みができて本来ならスキーに行く予定でしたが、あまりに寒さに引きこもりを決定。 こちらも、すでに10回以上は観ている名作!フレンチ・コネクションを再度じっくりと満喫しました。初めて観たのは確か大学生の時、あまりの面白さにグングン映画に引き込まれ、一気にフレンチ・コネクション 2 まで見た記憶があります。 なんと言っても、私の大好きな監督ウィリアム・フリードキンと 狙った獲物は絶対に捕まえるまであきらめないポパイを演じるジーン・ハックマンに尽きるでしょうこの映画は。 題名:フレンチ・コネクション 製作年;1971年 主演:ジーン・ハックマン 出演;ロイ・シャイダー、エディ・イーガン、ソニー・グロッソ 受賞関連;作品賞、監督賞、主演男優賞(ジーン・ハックマン)、脚色賞、撮影賞 刑事ものでは、ダーティー・ハリー、ブリッドなど名作がありますが、やはりこれもその一つでしょう。 実際にあった事件を、これでもかと!フリードキンがストイックなまで究極にリアルに細部にこった映画!さすがフリードキン、私はこういうストイックなまで突っ込む人が好きです。美しい! 出演のエディ・イーガン、ソニー・グロッソは実際のこの映画のモデルの警官の2人、エディ・イーガンは特にいい演技ですね。 1960年代の起こったヘロインのフランスはマルセイユからの密輸事件を、ポパイことドイル(ジーン・ハックマン)と、クラウディことバディ・ルッソ(ロイ・シャイダー)が、追うもの。 フランスの麻薬界の大物を追って追って追いまくるって話ですが、リアリティ、70年代のNYの臨場感、警察官の厳しさ、汚さ、ストイックなまでに悪を追求する精神、などなど非常にうまく撮られてます。 まずは、ジーン・ハックマン この映画の前はチョイ役程度が多かったですが、見事ここで主演のポパイに抜擢され、マジメな仕事ぶりで有名なハックマン、ポパイというキャラクターになりきってます。その後もこの手の荒々しいワイルドなタイプな役が多くなったもの、この映画の影響でしょうか? ポパイは、警察官ですが、手段は選ばない、むしろ悪?絶対にあきらめない精神!ちょっと荒々しい感じを優雅でジェントルマンなフランス人の麻薬界の大物シャルニエとフリードキンは非常にうまく対比させて描いていると思います。 映画冒頭の黒人チンピラを追って、捕まえて脅しをかける場面など、ポパイ!という感じで、非常に迫力があり、一気に冒頭からポパイの世界に引き込まれていきます。 なんと言っても有名なのは、カーチェイス・シーン、ブリッドのそれも、有名ですが、ここでは、追いかけるのは電車!手に汗握るカーチェイスならぬ、電車チェイスはお見事です! 運転するポパイの画面ですが、いいですね~、この顔!本当にハックマンはここでは素晴らしい演技です。もうあきらめれば?見ている方は思いますが、ポパイはあきらめません 高架を走る電車を追いかける、一般市民から借りたというか、奪った車で追いかけるハックマンの車! 実際にフリードキンも述べていますが、やはりアクション映画はアクションが印象深くよいものを作り上げるのではなく、キャラクターが作り上げるのだと!名言ですね。結局は、人は、人に心打たれるわけで、私もこの映画では、真剣に現実に忠実に表現しようとするフリードキンの精神と、ハックマンの演技に感動するわけですから。あっぱれですよ! そして、影でポパイをひっそりとサポートする、ロイ・シャイダー!私は結構彼の出ている映画で好きなのがありますが、ここでもいい味だしてます。 完全にポパイはイケイケドンドンタイプですが、シャイダー演じるクラウディはその名(曇っているていう意味のクラウディ)の通り大人しめ・・・・・この相対するコンビが映画によい効果を与えてますね。実際に、エディ・イーガン & ソニー・グロッソ の本物コンビもこんな感じだったようですよ。シャイダーはこの後、フリードキンと私の大好きな映画 『恐怖の報酬』 でまた一緒に仕事してますね。 名コンビの2人の写真。大人しく冷静でポパイを支えるシャイダー と てりゃー、イケイケって感じの右はポパイことハックマン。 最近のDVDには色々特典があって、今回は、フリードンキン、ハックマン、シャイダーがそれぞれ実際の映画を流しながらコメントを入れてくれている特典映像もじっくり観たのですが、私はこういうコレクターズなんとか、みたいな特典とかに弱いタイプで、非常に面白かったです。もう何回も観ている映画ですが、いろいろ新発見がありました。 関心したのは、フリードンキンの追及精神、準備、実際にモデルとなった2人にいろいろ指導してもらう、撮影も手持ち、証明などは極力少なめ、などなどですね、予算がない、ってこともあったみたいですが、まー、リアリティを追求した結果、上記のようなことを行ったようですね。 渋滞の場面など実際に撮影許可とかなしに、渋滞をつくっちゃて後から警察にいろいろ言われたとか、、、、、 ハックマンはポパイの役つくりに苦労したようですが、それも2週間ほどの実際のエディ・イーガン、ソニー・グロッソのコンビにシャイダーとくっついて現場を見ることで、解消されたようです。時代は70年代のNYですからね、まだまだ治安が最悪の頃、実際に黒人がたむろする売人などが出入りするのは結構な緊張感があったようです。 シャイダーも実際に、エディ・イーガン、ソニー・グロッソのコンビと同行し、実際の2人の関係を見て、自分が演じる役がどういう人物象なのか、何が求められているのかなどなど、理解を深めて行ったようです。 映画では、カメラマンもかなり大変だったようです。実際にリハーサルにはカメラは参加せずほとんどぶっつけ本番で、しかも手持ちが多く、NYの街での撮影などはほとんど撮影許可など取らず一般市民がいる中での撮影だったようですね。シャイダーはNY出身なので、演技中に高校時代の友人にあって、今撮影中だからごめん!などということもあったらしいです。 とにかくこの映画はハックマンの演技とフリードキンのあくなき追求精神が美しく絡み合った名作です。何度観ても飽きるはずがない。 ちなみに、この映画には続編のフレンチ・コネクション 2 がありますが、シリーズ物にしては珍しく続編もかなり面白いです。こちらももちろんハックマン主演です。
by motoyama_naoto
| 2009-01-05 14:05
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